2007年06月

遍在的DDR現象に関する考察

こんばんは。

本日は修士論文の書き方説明会がありました。
午後一特有の眠気眼をこすってぼやーっとしながら聞いていましたが、細かいフォーマット(註やら、参考文献の書き方やら)に若干の違いはありしも全体の形式としては去年書いた卒論とほとんど同じ・・・ような気がします。文字数も4万字以上で特に問題はありません。あとはテーマ設定ですね。まぁ、秋くらいまでに大体の方向性を決定できればなと考えています。それまでは色々やっといてみようかと。いや、元々色々(変わったことばかり)やってるようなやつだったわけですが。

現在、川田順造の『口頭伝承論』(平凡社)を読んでいます。これがなかなか面白い。

「このように、太鼓による言語メッセージの伝達では、言語音から楽器音への転換、楽器音から言語音への再転換があって、楽器音によるメッセージの発信そのものが身体の律動--なかば身体的記憶となった両手のリズミカルな動き--によってなされている(中略)音声言語の韻律的特徴を太鼓の音で「模倣」しているというよりは、ことばとして口から発せられる「呼吸」「調子」の原体が、肺や口の動きではなく手のリズミカルな動きとなって放出されているというべきかもしれない」(川田順造『口頭伝承論・上』p54)


これは西アフリカのモシ族が”伝承”のために慣習化している「太鼓ことば」に関する記述です。
いま、日本人は重要な文書とかそういうものを、紙に書いたり、何らかのデジタル媒体に記憶させたり・・・とかしますよね。けれど”書いたり読んだりする技術”を十分に持っていない彼らはそんなことはしません。口で伝えるか、楽器を使って伝えていく。しかも、それは単に音声的記憶じゃないのです。重要なのは「身体的記憶」これです。極端な言い方をするのであれば、彼らは歴史を文書化するかわりに”リズム”として身体に刻んで伝承させてゆくのです。

すげーですよね。
こういう記憶の仕方をすれば最近懸念されている携帯電話番号のど忘れとか絶対にないと思うんだ。
つまり身体的律動感に連動するかたちで番号が出てくる・・・っていう設定にしておけばね。皆通話するには、番号を呼び出すには、まずもってリズムにのって踊らないといけない。あぁ、恥ずかしくなんてないよ。だって”皆”踊ってるんだから。リズムが全て。これで女子高生なんかもダイエットとか気にしなくてオッケー。









まぁ、サラリーマンはちょっときついかもしれないが。

”値下げ交渉”に関する話

とある講義でディスカウントの話題が出た。

最近の日本では”値下げ交渉”に関するコミュニケーションがほとんど行われず、特にブランド物など世間的なステータスなどの高い付加価値を帯びた商品が陳列されている店などでは消費者はなんとなく受動的、つまり「言い値をそのまま受け入れなければならないような」あるいは「何か買って帰らないと悪いような」感覚を抱いているというのです。

僕はこの見解に関しては一概に受け入れられない側面があるんじゃないかなーと思う。
関西方面に住んでいる僕の友人などからは「今日、色仕掛けでスキャナーの値段を3000円くらい落としてもらったよー」とかいうメールがきたことがあります。まあ、彼女の言葉の真偽はどうだったのかとか、そもそもその色仕掛けなるものがどんなものだったのかとか、それは男でもできるのかとか、そんなことはどうでも良いのですが、日本国内であっても行われている場所では行われているんじゃないかな・・・とは思う。もちろん東京でも。
ただし、やっぱり、色んな人たちの視線が錯綜するようなデパートやら百貨店やらでは消費者は比較的受動的かつ機械的な行動を取らなければいけないような規範が働いているってのも確かなような気はします。とくに家族、恋人、友人なんかと一緒に買い物にきてるときにはね。「安くしてください!」とか連呼していたら皆引いてしまいますから。どちらかというとローカルな小売店っぽいところでやるのが吉でしょうか。あとは特定のイベントとかフリーマーケットとか。(実は古本屋とかにいったときにはたまにやったりすることは内緒)

ちょっとした経験談。
以前、中国の北京へ留学していたときにデパートのなかで値下げ交渉をしたことがあります。
そもそも北京で値下げ交渉は日常茶飯事・・・というか、これは肯定的なコミュニケーションの一種として捉えられているのです。現地で生活している人々は皆こういいます。「値下げ交渉は知識を競う試合のようなものである」と。だからこそ、僕ら外国人は挑まなければならないわけです。提示された値段をただひたすらに甘受しているだけでは、僕らは、ずっと、彼らにとってカヤの外になってしまいますから。

話を戻します。
まぁ、そんなこんなで、徐々に値下げ交渉にも慣れてきて、やや図々しくなりつつあった僕は、今度は北京動物園前にある”かなり”でかいデパートの洋服店で挑戦してみることにしました。ここまではもはや手馴れたプロセス。鷹揚とした態度でいつものように言います。「これはちょっと高すぎる。もうちょっと安くならないか?(便宜一点?)」と。まず最初は元値の2、3割の値段を提示します。もちろん、これでOKという確率はかなり低いのですが、それでも最終的には半額くらいの値段に落ち着かせようという意図があるのです。
・・・・・しかし、交渉中に少し違和感を覚える。なにやらいつもと雰囲気が違う。なんだろうと思っていると、僕の背後になぜか公安の方が仁王立ちしながらこちらの様子をじっと窺っているのです。

最初は「うっとうしいなー」くらいにしか思っていなかったのですが、なにやら周りのお客さんたちもざわめきはじめたため、これは何かまずいことをしちゃったのかな・・・と思い始める。留学生の身でありながら、しかももうちょっとで日本に帰れるというのに、公安に拘束されたとあっては実家の家族も悲しみます。
とりあえずおそらく”値下げ交渉”に何か問題があったことは確かだと思うので一端これを切り上げて離れてみることにしました。そしたら公安の方も役目を終えたとばかりにいなくなり、大勢のお客さんも散々になっていったのです。


はたして何が原因だったのか。
それはね、ゆっくりと店内を見回してみるとわかったのですが、店の隅に掲げてある看板に書いてありました。

「値下げ、元値の2割以内」と。

つまりははそういうことです。
規定よりも低い額を要求してしまったために、それを聞ききつけた公安が取り締まりにやってきた、と。なんというトラップ。まぁ、看板などをしっかり見なかった僕も悪いのですけれどね。でも、こんな重要な情報ならもっと大きく見えやすいところに書いておいてくれよーと言いたい。
(そうやって隅に情報を提示しておいてお客に元値に近い額を出させる戦略なのだと思いますけれど)


上記は一例ですけれど、値下げ交渉といっても色々あるなーと。
ほとんどコミュニケーションを取っている二者間で任意に行われる場合もあれば、中国のようにそれをやってる最中に公安が介在してくる場合もある。後者の場合はかなり窮屈なコミュニケーションにならざるを得ませんよね。もちろん、街の隅の方にある露店とかでする分には問題はないのでしょうけれど・・・って、あ、でも、こっちはこっちで”別の問題”が発生する可能性もありますが(笑)。

そういう話をふと思い出しました。
もちろん、本当は一本1,5元のミネラルウォーター(ペットボトル)を10元とかで売ろうするような観光客相手のぼったくり商法を慣行しているやつらなどは思う存分ぶった切ってやって良いと思います。今回のことはほんの一例です。
これから中国へ行こうと計画されている方、そこでディスカウントを思う存分楽しもうと計画されている方は一応このような事例に気をつけてくださいね。(フフフ

ちょっとだけハードボイルド的展開

バイト帰りに近くの森を奥へ奥へと突っ切っていったら・・・・・


なにやら和風式の建物を発見。



200706281236000.jpg


なんかカメラっぽいのもついてるし・・・・・・


(もしかして”そっち系”の方々の拠点では?)



内心ちょっとビビリつつ奥に入っていってみると・・・・・・



そこには・・・・・・




そこには!!!!




























































高級料亭がありましたとさ。(すみません、今日面白いネタないんです

昨日の出来事

おはようございますー。

実は昨日、院の先輩たちと誕生日パーティ(6月生まれの方がとても多いため、まとめてやることになっているようです)を国分寺駅周辺でやってきました。

しかし昨日は面白かった!!!
「付き合ってるやつはいるか」とかいう話題になったのですが・・・現在博士のSさんが修士のSさんに独特の話術戦法で事情聴取&推理してるところが妙にツボに入りました。

後半、話聴いてるときの構えなんてどう見てもホームズです。


そして隣のTさんは助手のワトソン(に見えます。絶妙なフォローに徹してるところとか)。被っている帽子が徐々にベレー帽に、タバコがパイプにしか見えなくなってきて困りました。

今度推理小説を何冊かお貸ししますね。
立ち振る舞いとか、話術とか、完全マスターしてぜひキャラネタに使ってやってください。>Sさん

さて、そんな昨日の今日ですけれど、バイトがあります。
またしてもスーパーのバイト。どうでも良いことですが、なぜバイトがある日だけカラっと晴れるのかー。
どうせなら何もない日に晴れてほしいよ・・・・。

まーごねててもしゃーないので行ってきます。在庫がおれを待っている。
皆さんも良い一日をお過ごしくださいませ。笑顔

夏休みの予定計画中

こんばんはー。
今日は偶々朝早く(午前4時くらい)に起きてしまったので珍しくブラブラとそこらへんを散歩していたのですが・・・その最中に朝焼けを発見。

200706240425000.jpg

「朝焼けは雨の兆し」とはよく言われますが・・・

その言葉通り、今日は一日中雨でした。
なんかここしばらく夏と梅雨が交互におとずれてるようで落ち着かないですよね。
このような気候が続くと往々にして体調を崩しやすくなったりするのです(あと食中毒)。僕の友人の一人も3日前くらいに熱射病で倒れたと言っていたので・・・ここに来てくれてる皆さんも十分にお気をつけください。

しっかし、そろそろ本格的な夏に入りますねぇ。
どうも夏休み前になると落ち着かなくなります。よく考えると、僕は小学生の頃から大学生までのんびりとした夏休みを送ったことがないんですよね。


小学生の頃→低学年の頃から少年野球団。夏休み中は練習と試合。
中学生の頃→一年の頃からソフトテニス部。夏休み中は練習と試合。
高校生の頃→一年の頃から硬式テニス部。夏休み中は練習と試合。
大学生の頃→一年次はバイトの日々。二年次は中国へ語学留学。三年次は某ゼミの地獄の課題に追われる日々。四年次は卒論と大学院受験に追われる日々。



ってなふうに。
特に小学生時代の少年野球団の監督やコーチが鬼のような人たちでしてね。
暑くてフラフラになっていても自由に水を飲ませてくれない(水を飲みたいときには「水飲みに行ってきていいですか!?」と気合入れて聞かなければならない)上に、唯一の楽しみであるお弁当はおにぎりオンリーで、しかも「具はできる限り梅干が良い」とかいって中身まで指定しようとする時代錯誤の塊みたいな方々でしたので。しかもコールド負けしたときにはグランド30周とかありえない。とどのつまりそれは僕にとって「夏休み=死が近い」という殺伐とした記憶でしかありません。よく少年漫画でドラマティックに語られるような青春とかないです。少女漫画的な出会いもないです。

汗しかない。あと土と涙と蟻

だから、もしかしたら今年の夏がここ10年ちょいくらいの間で一番平穏に過ごせるかもしれないなぁ・・・という淡い期待感を抱いております。

どっか旅行にでも行くという手もありますよね。
お金がないから出来る限り近場じゃないと無理なので、海外だったら友人のいる台湾、国内だったら京都か、もしくは以前から後輩に勧められている尾道あたりに行ってこようかーとなんとなく考えています。
あとは実家に顔出すくらいか?うーん、微妙だ。まだ時間はあるのでもうちょっと真剣に計画してみよう。誰か「こんなのいいんじゃない?」っていうような良いor面白い案がある方はコメントの方よろしくお願いします。

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