こんばんは。
本日は修士論文の書き方説明会がありました。
午後一特有の眠気眼をこすってぼやーっとしながら聞いていましたが、細かいフォーマット(註やら、参考文献の書き方やら)に若干の違いはありしも全体の形式としては去年書いた卒論とほとんど同じ・・・ような気がします。文字数も4万字以上で特に問題はありません。あとはテーマ設定ですね。まぁ、秋くらいまでに大体の方向性を決定できればなと考えています。それまでは色々やっといてみようかと。いや、元々色々(変わったことばかり)やってるようなやつだったわけですが。
現在、川田順造の『口頭伝承論』(平凡社)を読んでいます。これがなかなか面白い。
「このように、太鼓による言語メッセージの伝達では、言語音から楽器音への転換、楽器音から言語音への再転換があって、楽器音によるメッセージの発信そのものが身体の律動--なかば身体的記憶となった両手のリズミカルな動き--によってなされている(中略)音声言語の韻律的特徴を太鼓の音で「模倣」しているというよりは、ことばとして口から発せられる「呼吸」「調子」の原体が、肺や口の動きではなく手のリズミカルな動きとなって放出されているというべきかもしれない」(川田順造『口頭伝承論・上』p54)
これは西アフリカのモシ族が”伝承”のために慣習化している「太鼓ことば」に関する記述です。
いま、日本人は重要な文書とかそういうものを、紙に書いたり、何らかのデジタル媒体に記憶させたり・・・とかしますよね。けれど”書いたり読んだりする技術”を十分に持っていない彼らはそんなことはしません。口で伝えるか、楽器を使って伝えていく。しかも、それは単に音声的記憶じゃないのです。重要なのは「身体的記憶」これです。極端な言い方をするのであれば、彼らは歴史を文書化するかわりに”リズム”として身体に刻んで伝承させてゆくのです。
すげーですよね。
こういう記憶の仕方をすれば最近懸念されている携帯電話番号のど忘れとか絶対にないと思うんだ。
つまり身体的律動感に連動するかたちで番号が出てくる・・・っていう設定にしておけばね。皆通話するには、番号を呼び出すには、まずもってリズムにのって踊らないといけない。あぁ、恥ずかしくなんてないよ。だって”皆”踊ってるんだから。リズムが全て。これで女子高生なんかもダイエットとか気にしなくてオッケー。
まぁ、サラリーマンはちょっときついかもしれないが。
本日は修士論文の書き方説明会がありました。
午後一特有の眠気眼をこすってぼやーっとしながら聞いていましたが、細かいフォーマット(註やら、参考文献の書き方やら)に若干の違いはありしも全体の形式としては去年書いた卒論とほとんど同じ・・・ような気がします。文字数も4万字以上で特に問題はありません。あとはテーマ設定ですね。まぁ、秋くらいまでに大体の方向性を決定できればなと考えています。それまでは色々やっといてみようかと。いや、元々色々(変わったことばかり)やってるようなやつだったわけですが。
現在、川田順造の『口頭伝承論』(平凡社)を読んでいます。これがなかなか面白い。
「このように、太鼓による言語メッセージの伝達では、言語音から楽器音への転換、楽器音から言語音への再転換があって、楽器音によるメッセージの発信そのものが身体の律動--なかば身体的記憶となった両手のリズミカルな動き--によってなされている(中略)音声言語の韻律的特徴を太鼓の音で「模倣」しているというよりは、ことばとして口から発せられる「呼吸」「調子」の原体が、肺や口の動きではなく手のリズミカルな動きとなって放出されているというべきかもしれない」(川田順造『口頭伝承論・上』p54)
これは西アフリカのモシ族が”伝承”のために慣習化している「太鼓ことば」に関する記述です。
いま、日本人は重要な文書とかそういうものを、紙に書いたり、何らかのデジタル媒体に記憶させたり・・・とかしますよね。けれど”書いたり読んだりする技術”を十分に持っていない彼らはそんなことはしません。口で伝えるか、楽器を使って伝えていく。しかも、それは単に音声的記憶じゃないのです。重要なのは「身体的記憶」これです。極端な言い方をするのであれば、彼らは歴史を文書化するかわりに”リズム”として身体に刻んで伝承させてゆくのです。
すげーですよね。
こういう記憶の仕方をすれば最近懸念されている携帯電話番号のど忘れとか絶対にないと思うんだ。
つまり身体的律動感に連動するかたちで番号が出てくる・・・っていう設定にしておけばね。皆通話するには、番号を呼び出すには、まずもってリズムにのって踊らないといけない。あぁ、恥ずかしくなんてないよ。だって”皆”踊ってるんだから。リズムが全て。これで女子高生なんかもダイエットとか気にしなくてオッケー。
まぁ、サラリーマンはちょっときついかもしれないが。