2014年05月

森沢明夫『虹の岬の喫茶店』

虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)
森沢 明夫
幻冬舎
2013-11-14


偶然ではなく、架かる、虹もある。四季を通して彩られるのは風景だけではなく、その楽しく、寂しい、人間模様。ではでは、そうしたカラフルなものを誰が眺めているかって。それは藍色かもしれないし、透明かもしれないし、喫茶店のおばちゃんかもしれない。多かれ少なかれ、誰もが経験するような眩しすぎる「青春」みたいなやつを、ふんふんと飲みこみ、そうだったんだねぇと噛み砕き、理解者のような、傍観者のような顔して。でも、一番青春やってるのはあなたなんですよ、きっと。と、そうして、暖かく指さされたような気持ちになる物語です。家族がいて、恋人(未満?)がいて、泥棒がいて、一緒にバカできる友人がいます。ここには。それが虹みたいなものであったなら。それを反射するコーヒーはさぞかし面白い味がするんでしょう。

絶対閉店いたしま宣言

2014051812580000

引っ越してきた頃からお世話になっていた「アピタ 金沢文庫店」が昨日閉店となった。改装による閉店とのことで、新装開店までは相当時間かかるとのこと(噂では少なくとも2年くらいはかかるとか)。半年ほど前から閉店セール開始。まだずっと先の話だね、と思っていたら、あっという間。アナウンスで「42年間のご愛顧、ありがとうございました」と流れていました。地域の人たちからはユニーとしてずっと親しまれてきたようです(この近辺に住んでる人たちは、皆、アピタって言いません。ユニーって言います)。その歴史について少し調べてみると、昭和40年代の開店当初には3・4階に「Aボウル」というボーリング場が入っていたらしく、店内の所々にその名残があるとか。そして、以前には名古屋人に親しみのあるスガキヤも入っていたとか。そうそう。店舗の一つであるゲームセンターが一貫して「閉店いたしま宣言!」を掲げていたので、今日はどうなってるかなーと覗きに行ったら「アピタは閉店しても当店は営業いたします」との貼り紙。根性あるな。しかし、どういうふうに営業していくんだろう。気になる。
プロフィール

You

メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ