2015年07月

坊さんとの長い縁

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マリンタワー付近へ出張中に親父から着信あり。親父から電話が入ることなど滅多にないので、一体何事かと思いつつ取ってみると、「来月12日に坊主が来る。その日、家には誰もいない。おれ一人だ。助けてくれ。同席してくれ」との内容だった。「残念ながら、その日、おれは仕事なので行けない。一人で頑張ってほしい。健闘を祈る」と激励をおくって電話を切る。ブログでも何度か登場している(させている)このインテリ坊さんを親父は苦手としている。理屈や論理を愛する2人なのだが、レベルは明らかに坊さんの方が上であり、まともにタイマンをはるといつも親父が打ち負かされるからだ。せっかくブライダル関係の仕事をしているんだから、別のフィールドでやりあえば良いのにと思うのだけれど、親父曰く「仏事もブライダルも似たようなものだ」、と。「無理やりどちらかのフィールドに行こうとしても、結局は通じ合うので同じこと」なのだとか。全く、好きなのか、嫌いなのか。かくいう、おれはこの坊さんのことは結構好きだ。話は長く、たまに冷や冷やすることをおっしゃるのだけれど、話そのものは面白い。初めて会って話したときに、ふとしたきっかけで、その当時研究していたクロード・レヴィ=ストロースの思想について触れたら「ほう!レヴィ=ストロース!」と、まさかの食いつき。以後、なぜかおれのことを名古屋大学でアフリカ研究している学徒だと認識され、会うたびに「最近のアフリカはどうですか?」などと聞かれるようになった(そんな話、一度として出していないのに・・・)。何年間かは違います違いますと否定してきたのだけれど、どうやらもうその認識を覆すことは難しいようなので、最近ではアフリカ研究者でいいやと思うようになってきた。これが諦観というやつなのだろうか。

もうすぐ、8月

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もうすぐ7月も終わりである。忙しないセミの鳴き声が8月の到来を告げている。早朝から「もうすぐ!もうすぐ!」と鳴いているように聞こえて、自分はこの暑さでダメになってしまったのではなかろうか、などと思う。今日は午前中は会議で午後はその勢いのままに夏休を取得した。もちろん、学生の頃とまでとはいかないが、うちの職場では5日間の夏休みがある。組み合わせによっては1週間くらいは休むことができるので、どこで取得しようか、旅行に出ようかなどと考え中である。さて、7月。実はこのブログ、気づいている方もいると思うが、7月3日くらいから”ものは試しで”毎日更新を頑張っている。約1ヶ月間続けてみた結論としては、まあまあいけるんじゃないかってな手応えを持てたので、8月も引き続きこのペースで継続してみようと思う(どこまで行けるかはわからないが・・・)。定期更新上の問題としては、平日にあまりにもネタがないということ。仕事のことについてはあまり書きたくないので、仕事外の時間帯で何かブログネタになるような面白い気づきがあるかということが肝要となるのだが、探そうとしたってそうそう出てくるわけもない。ただ、全くないわけでもなく、不思議と1日のうち1、2回くらいはハッとする出来事が起こり得るので、そういうときには逃すまじとノートにメモしたり写真を撮るようにしている。更新ペースを変更した理由としては色々あるのだが、大きなところでは「平日も大して思ったことを口に出さず、土日も基本だらだらと過ごすか引きこもっていて、所詮自分が何かを表現しようとする場など限られているのだから、そんな限られた機会は大切に使おう」というもの。まあ、客観的な意味でブログになっているかどうかは怪しいところなのだが、そんな怪しい文章を定期的に読みに来てくれている人もいるようであるし、行きつくところまで行ってみるとしますか。

猫と一緒に待ちぼうけ

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猫と一緒に待ちぼうけ。おれは人待ち。猫は、たぶん、ご飯待ち。この猫、決してそわそわしない。ビルの中に入りたいのかな、と、ドアを開けてみても微動だにせず。「開けたら閉めろよ」と言わんばかりに、こちらに気だるげな視線を送るのみである。首輪をしているし、毛並も良いし、近づいても全く逃げる気配がないし。きっと、このビルの住人の誰かがこっそりと飼っている猫なのだろう、などと思う。長期戦になりそうだったので、近くのコンビニでアイスコーヒーを買ってきた。まだいる。同じ体勢で。ほれほれ、飲みたいか、と目の前で振ってみるも、興味を示さず。全く、なんて肝の据わった猫だよ。それにしても今日も暑い、と、ふいに左前方に目を向けてみると、「猫カフェこちらです」「サザエさんに出演した猫もいるよ」の貼り紙。まさか・・・あなた、これからご出勤ですか。今はそんなクールを気取っていても業務時間中はお魚くわえちゃったりするのですか。心のなかでそう思いつつ、猫に問いかけてみると、心なしか眼差しが強くなった気がする。ああ、やっぱりな(自己完結)。まだ人は来ない。おれは道路の先を眺めている。猫はビルの中を見つめている。

おやすみ塩枕


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塩枕なるものを貰った。なんでも、この塩枕を使って眠ると、あら不思議。マイナスイオンの発生により、頭痛、肩こり、高血圧、不眠などを緩和。保冷効果もあって寝苦しい夏でも快眠を得られるスーパーグッズなのだとか。早速、一晩使って寝てみたのだが、これまでの比較的大きな枕から小さな枕に突然変えたこともあってか、首と肩が微妙に凝ってしまった。説明書きをよく読んでみると、高さが合わないときには他の枕の上に乗せる等して調整してくださいなどという但し書きがある。失敗した。最初にしっかり読んでおくべきだった。まあ、次の晩に試してみれば良い、と、凝った首と肩を中心にぐるんぐるんと回してストレッチしてから、この塩枕を多少ヤケクソになってお手玉のようにして(柄がそんな感じなので)遊んでいたら、たまたま頭の上にゴスンと乗った(いや、ホントに)。これがなかなか良いかんじ。熱された頭に塩のかたちがピッタリフィット。確かにしばらくそのままにしておくと、ひんやりしてきて気持ち良い。人様には到底見せられない姿だが、こういう冷却用の帽子のような使い方も、これはこれでありなのかもしれないとか思う。ストレス溜まってるときとかね。実は今も頭の上に乗っけながらブログを書いている。この塩の重力の下にあって、何かが生み出されそうな、そんな気分。あくまでも気分。かめはめ波が出せそうな気分の夜って、あるよね。さて、今夜は真面目に枕としても使ってみよう。それでは、おやすみなさい。

打ち水と雨水

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気を抜くと発狂しそうなくらい暑い日が続いている。昨日に引き続き、今日の最高気温も35度オーバー。セミがこれでもかというくらいに鳴いている。喜んでいるのか、寂しがっているのかわからないが、とにかく、ひたすら鳴いている。このまま最後までいってしまうのだろうか、今年の夏。今日は寿町で実施されている打ち水大作戦に参加してきた。例年同様、今年も子どもたちがたくさん参加。最初は様子見なのか、皆、バケツの中の水でパシャパシャと遊んだり、柄杓ですくった水をコンクリートに軽くかけるくらいで概ね満足の表情なのだが、終盤になると、もはや作戦も何もあったものじゃない。子どもも、大人も、「逃すものか」と鬼気迫る表情で全力で水を掛ける相手を追いかけ、そして、逃げる。ああ、微笑ましいなあ、なんて外でぼんやりしながら眺めていると、逃げてきた誰かの巻き添えをくらって全身水浸しになるというパターンとなる。もちろん、打ち水なのだから、当初は熱を冷やすために実施されるわけだけれど、上記のような状況のため、最終的には熱は冷やされるどころか、始まる前以上の熱気に包まれることになる。終了後は、皆、口々に「いやー、子どもたちのパワーってのは凄いね!」、と。様子見だった地域住民からは「これって参加すると賞品って出ないの?」とか聞かれたり。こんなに暑いのに、今日も皆元気だ。それぞれに元気だ。汗をぬぐいつつ。ゲリラ雷雨は勘弁だが、小雨でもぱらぱらと来てくれないかな、と空を眺めてみるも、聞こえるのは、ああ、セミの声のみ。
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