2016年07月

蒲田で水餃子を食べる

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昨夜は読書会のため、約3年ぶりに蒲田へ。ここ何年間か、品川や川崎には時々出ていくのに(まー、それも電車の乗り換え時が多いのですが)なぜか蒲田に降り立つことはなく。さあ、あれから、どんなかんじに変わっているのかねぇと、駅周辺を少しぶらぶらしてみたわけですが、そんなに大きな変化はなく、よく利用していたドンキホーテやネットカフェも健在。そして、相変わらずの中華料理な街でした。もう一つ、蒲田の印象といえば、喫茶店が少ないこと。ちょっとコーヒーでも一杯と思っても、少人数で気軽に入れそうな店がなかなか見つからない。だから、以前も店探しに苦労をした記憶があるのだけれど、今回、読書会の会場探しで検索をかけてみたら、案外ササッと雰囲気の良い純喫茶店(グッディ)が見つかってしまい、なんだあるじゃんか、って。まあ、そんなもんだよね。で、お楽しみの中華料理屋「歓迎」での水餃子、焼き餃子、その他の料理たち。いやこれ、めっちゃ美味しい、しかもリーズナブルときたもんだ。お酒もすすみます。世間は土用の丑の日らしいが、こんな日に餃子をつつくのも、たまには良いもんです。

夏の称名寺にて

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いつもの散歩コース。写真だけ見ると、水面が空を映し出し、朝日をキラキラと反射させ、静けさが漂う一枚の絵のようですが、それを切り裂くように低く響き渡るのはウシガエルの「ヴォー、ヴォー」という鳴き声。水辺の草むらを探すと、一匹。そんなにゴツイ体つきをしているのに、夏を待ち望んでいたのだねぇ。ヴォーヴォーとか、ミンミンとか、ピーヒョロロとか。そんな様々な声に囲まれながら歩いていると、頭の中で混ざり合って何だかよくわからなくなりつつも、今日は楽しい一日になりそうなもんだ、と、そんなふうに思うわけです。ところで、帰り際に、沿道を自転車に乗って走っていたおばちゃんのカゴの中からスマホらしきものが飛び出して地面に落ちました。遠目から、あっ、スマホ落ちた。早く教えてあげないと、と。走って近づいていったら、なんとスマホではなく、蚊取り線香。心のなかで、なんだよ、蚊取り線香かよ!とツッコミながらも、「落ちましたよ!蚊取り線香、落ちましたよ!」と、蚊取り線香持ちながら必死に追いかけ、ああ、おれの目の悪さもここまできたか、ポケモンどころじゃねーな、などと、しみじみ。それでも、なんとか間に合って、ハッピー。そんな朝。

ナポレオーネ@金沢八景

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はい、今回は地元では知る人ぞ知る(しかし、一人で入るにはちょっと敷居が高そうな)老舗喫茶店ナポレオーネに行ってきました。ナポレオンではありません、ナポレオーネでございます。この店、外装からして斬新で、黄色をベースに至るところにステンドグラスが散りばめられています。扉は一つしかなく、中がどうなっているのかは全くわかりません。あらかじめ情報を持っていないと、喫茶店ではなく、美容院か、パブかと勘違いして、一歩引いてしまう人もいるのではないでしょうか。おれは引くどころか、ドアの前に立って、俄然興味が湧いてきましたけどね。さあ、行きましょう。ナポレオーネの世界へ。

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おおう。
以前にブログにも書いた「カフェプラス」的なカオスさを想像していたのですが、内装は驚くほどにこだわりが入っていました。つーか、ナポレオン。もう、そこかしこにナポレオン。酒瓶、変な像、黄金メダル、雑誌、小物、ステッキ(?)、店内にあるあらゆるものがナポレオン。え、なにここ、マジでナポレオンの店なの!?と、そのストレートさに驚いていたところ、いきなり奥から声が掛かる。

「かっちゃん!もう一本ね!たのむね!」

「!?」

「あれ?かっちゃんじゃなかった、わるいね!お客さん!」

「はあ(一応、かっちゃんですが)」

奥に座っていたのは、満面の笑顔のオヤジさんたち7人(くらい)。
オヤジさんたちが西洋貴族が座っていそうなソファーに深々とかけて一杯やっている。「足が出てるんだよ、足がよ!」って、何のことかと思ったら、ああ、相撲ですか。奥にかなり大きな液晶が出されており、どうやら皆さん、相撲で盛り上がっていたようです。って、ここって、まさかのコミュニティカフェなのか。なんだか楽しくなってきちゃったよ、とか思ってたら、「お待たせしましたー」と店主さん登場。内装がこれだけのこだわりようですから、ナポレオンスタイルだったらどうしようと思いましたが、短パンにチェックシャツの優しそうなオヤジさんで安心しました。「ゆっくりしていってくださいね」、と。ええ、くつろいでいく予定です。

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とりあえずブレンドを注文。なんと一杯210円です。土曜日はサービスで半額とのこと。アメリカンな感じで若干薄めですが、味はしっかり。美味しいです。更にサービスでシュークリームアイスとスニッカーズが付きます(謎のスニッカーズ推し)。更に、更に、「サービスですからね」と、コーヒーが無くなった頃に店主さんがおかわりを入れてくれました。この値段でどれだけサービスがあるんだよ、すごいよこの店。

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ここに置いてある赤い筒は万華鏡です。普通は筒の方をくるくるっと回して遊ぶのですが、この万華鏡は先の方についている和柄の玉を転がして見え方を調整して遊ぶようです。テーブルの上に置いてある、ピアノ型のオルゴールといい、いちいち凝っています。まあ、今、オルゴールを鳴らしても、相撲の実況にかき消されるだけなので、やりませんが。

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7人のオヤジさんたちがワイン飲みながら盛り上がっていた空間です。途中から少し話をしました。北海道でニシン漁をして稼いだお金で小樽にオルゴール喫茶店を開いた人の話とか。その後、一緒にさっき書いた万華鏡をくるくるして遊んだりとか。なかなか面白かったです。ちなみに、このオヤジさんたちが「よっ、うるさくして悪かったね!」とか一声掛けてくれて、帰ってからも、別のお客さん(そして、やはりオヤジ)が2人ほど入ってくつろいでいました。外装や内装だけ見ると、有閑マダムたちが集まりそうなかんじもするんですが・・・意外に、この年代の男たちにとって居心地が良いのだろうか。こういう雰囲気って。ふーむ。

あ、そうそう、かっちゃんって、どうやら店主さんのことだったようです。
名字からつけたあだ名ですか?それとも名前からですか?と聞こうと思いましたが、やめときました。また次回来たときのお楽しみということで。これだけ満喫して、お会計は210円。素晴らしきかな、ナポレオーネ。皆さん、ド●ールやス●バに長居するくらいなら、この店ですよ。
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