ある場面で読んでいた書類のなかに「ゴア・ベージャになる」という、夢のなかでありがちな謎の文章を発見する。
ゴア・ベージャとはなんぞや?と、ぼんやりと記憶を残しつつ起床。何やら示唆的な言葉だったのでメモって調べてみると、どうやらポルトガルに「ベージャ(Beja)」という都市があるらしい。また、同じくポルトガル語に「~にキスする(bejia)」という動詞があるとか。西インドの「ゴア(Goa)」がかつてポルトガル領だったことを考えると、どうにもポルトガルに由来する何かが自分の脳のなかの遺伝子だか何だかを揺れ動かしたとしか思えない。気になるので更に調べてみると、過去にポルトガルにはアヴィス=ベージャ家という王家があり、特に15世紀から16世紀にかけて“幸運王”として君臨したマヌエル1世による統治時代に海外交易を発展させてゴアを占領している。
そうか、つまりだ。たとえば、おれはマヌエル1世か、その当時の国民かの生まれ変わりで、当時のキーワードであったゴアとベージャを深層の記憶のなかで結びつけたのだ!そして幸運王におれはなる!ってか。そこいらまで考えて飽きたので、空想は放置。そもそも、ポルトガルの歴史とか言語とかよくわからんし。
意訳やイメージも含めて考えればゴア・ベージャは「ベージュ色の布きれ」だったり、「血塗られたキスをする人」だったりするかもしれないしね。後者なんて恐ろしや。逆に某ゲームの「ゴルベーザ」とか関係してるんだったら実にシンプルなんだけど。。。
ああ、ぼうっとしてくると、こういうわけのわからないことを考えてしまうので、まずはコーヒーを飲もう。実はコーヒーに合う美味しいスコーンを貰ったのです、今日。幸運王よりも、まずはスプーンの上に乗った小さな幸せから、と。